RIDC_JPのブログ

最新の医学研究情報を「正しく」かつ「わかりやすく」伝えるためのブログ

株式会社ライデック(発達特性研究所)の公式ブログ

気晴らしを効果的に使おう!

皆さんこんにちは
ライデックの村田です。
皆さんはストレスを感じた時に、例えば、散歩をしたり、動画を見たりといったように気晴らしをすることはありますか?
私は、気晴らしをすると気分をリセットすることが出来て、ストレスのことを忘れることもあれば、改めてストレスについて考えようかなという時もあって、気晴らしって大切だなぁと思ったりもするのですが、
気晴らしをした後に、いやー問題が何も解決してないなぁと気分が重くなることもあります。
皆さんはいかがでしょうか?

今日は、そんな気晴らしのお話をしたいと思います。

 

気晴らしとは

そもそも気晴らしとは何かというと、「不快な思考から他の思考や活動へと注意をそらすこと」です。一方で、私達がストレスのことが気になって何度も考えてしまうこと(「ネガティブな情報を何度も考えてしまうこと」)を反すうと呼びます。

 

気晴らしの効果

 これまでの多くの研究で気晴らしは反すうの活性化を妨げ、気分を改善させる助けになることが示されています。
 同時に、ストレスについて考えることを避けることを目的に気晴らしを使うと、ストレスとなっている問題について考える機会が失われてしまい、嫌な気分が高まったり、それを避けるために気晴らしを行うという気晴らし依存になるとの研究結果も示されています。

 

気晴らしの種類

 では、どうして同じ気晴らしなのに正反対の効果があるのでしょうか?
 その一因には、気晴らしの種類が関係しているようです。気晴らしは“集中的気晴らし”と“注意分割気晴らし”に分けられるそうです。
 “集中的気晴らし”とは、ストレス以外の対象に注意を向けることで、ストレスについて考えないようにする気晴らしと言われています。
 一方で、“注意分割気晴らし”とは、ストレスについて考えながら行う気晴らしとされています。
 確かに、自分のことを振り返ると、散歩をしていても、気が付けばストレスとなっていることについて「どうしたものかなぁ」と考えていることもあれば、動画を見ていて、ストレスとなっていることについて全く考えていなかったこともあるなぁと思います。
 皆さんはいかがでしょうか?
 そうなると、どっちの気晴らしの方が優れているのでしょうか?

 

集中的気晴らしのメリットとデメリット

 まずは集中的気晴らしについてみていきましょう。集中的気晴らしのメリットは、反すうの程度に関わらず、直ぐに気分が改善することとされています。
 一方で、デメリットには、ストレスの原因について考えたり、受け入れたりすることが出来なくなってしまうために、長期に渡りストレスの原因を思い出し易くなり、嫌な気分が続き、緊張やイライラとした気分を感じる機会が増えることが示されています。また、ストレスの原因について考えることが出来なくなるために、ストレスを思い返したり、ストレスについてふと考えてしまうこと自体に怖さを感じてしまうようになるそうです。

注意分割気晴らしのメリットとデメリット

 次に、注意分割気晴らしのメリットについてみると、ストレスの原因に注意を向けながらも、考え過ぎることは避けられるために、ストレスの原因について考え直したり、捉え直したり、受け入れたりすることがし易くなるようです。また、そのために、反すうをした際にも、集中的気晴らしをした際に比べると、緊張やイライラといった、嫌な気分が起きづらくなるそうです。
 一方で、デメリットをみると、集中的気晴らしのように、直ぐに気分が改善するとは言えないようです。

 

スタッフの気晴らし

 ちなみに、スタッフの気晴らしはというと、集中しないと失敗してしまうような料理をしたり、ストレスの原因となっていることとは関係のない本を読んだり、ウォーキングをしたりは集中的気晴らしとして使っているかなーって話も出れば、簡単にできる料理をしたり、ストレスの原因と関係のある本を読んだり、ペットと遊んだり、人やAIと話したりは注意分割気晴らしとして利用しているかなーって話も出ました。確かに、気晴らしの種類は読書のように内容で変わることもあれば、料理のように集中力の程度でも変わるなぁと思います。また、愚痴ったり、相談をしたりといったように人と話をするのは、私も気晴らしとして使っていますが、タイミング的に話す人がいなかったり、相手がなんて思うかなと思って話かけづらかったり、同じ人に何度も言うのは気が引けるなぁと思って話かけるのを我慢して、一人でもやもやとする時があるのですが、AIを使うのは、その手があったかーと思ったりしました。みなさんはどんな気晴らしを使っていますか?

 

まとめ

 このようにみていくと、なるほど、普段何気なく使っていた散歩は注意分割気晴らし、動画を観ることは集中的気晴らしなのだなぁと改めて思います。また、メリットとデメリットがあるようなので、使い分けが重要なのだなぁと感じます。例えば、誰かに何かを言われたけど、多分数日もしたら忘れるといった、一時的に感じるストレスに対しては集中的気晴らしが効果的のように思いますし、集中的気晴らしを何度もしても、結局問題は解決してないなぁと思うような、継続的に感じるストレスに対しては注意分割気晴らしが効果的のように思います。そう考えると、集中的気晴らし、注意分割気晴らしの、どちらの気晴らしも持っていた方がストレスに対応し易いのかもしれませんね。
 ストレスと上手く付き合うために、集中的気晴らしと、注意分割気晴らしを使い分けてみみてはいかがでしょうか?

それではまた

 

今回参考した資料は以下になります

 

www.jstage.jst.go.jp

 

 

 ***************************************

ライデックでは、ブログ以外でも様々な発達障害の情報を発信しています。気になる方は、公式HP公式Twitterをチェックしてみてください。

 

⇢お気に入り登録、いいね等応援よろしくお願いいたします!

⇢また、読者のみなさまから紹介してほしい発達障害の話題や記事に対するコメントもお待ちしています!

 ***************************************

 発達特性研究所 (RIDC: Research Institute of Developmental Characteristics)

本記事は株式会社ライデックによって作成されました。できるだけ、簡単でわかりやすい言葉で記述しています。データの解釈や内容表現に誤りがあれば、コメント欄にてご指摘ください。また、弊社HPTwitterにてさまざまな発達特性情報を発信していますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください。

tridc.co.jp

twitter.com

 

 

自分を知り、自分をかえていく