RIDC_JPのブログ

最新の医学研究情報を「正しく」かつ「わかりやすく」伝えるためのブログ

株式会社ライデック(発達特性研究所)の公式ブログ

ADHD

成人期ADHDと日中の過度の眠気について

代表です。新型コロナの話題も最近は、GOTO関連のニュースを見る機会が増えてきましたね。 ただ、医療に直接関わっている医師に話を聞くと、やはり今後冬にかけてインフルエンザと重なるとどうなるのか、最近感染者が増している欧州の状況など考えると一定の…

発達障害の診断、そして検査の実際 〜その2〜

_____________________________________________________________________________ 目次 【発達障害の検査の実際】 知能検査だけでは不十分 発達障害でよく使用される検査 検査には段階(流れ)がある 医療機関によって受けられる検査は異なる _____________…

本を聴くことについて〜聴読(聴き読み)入門〜

代表です。お盆休みの皆さんもおられると思いますが、帰省についての悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか。 帰省はやめるべきだという意見もあれば、一方で高齢のご両親に孫を見せるのもいつ最後になるかわからない...といった悩みを持つ方にとっては1回の…

コロナ禍の中...ワクチンについて、そしてインフルワクチンは受けましょう

代表です。新型コロナウイルスの話題は依然として世界を席巻しています。 それは当然というもので、現在でも感染者は増え続けているので、注意は必要なわけです。 そして、ワクチンについての報道も見ない日は無い、というところですね。 新型コロナウイルスに対して…

【研究紹介】発達障害は体の不調を起こしやすいのか?_ADHDと身体疾患

こんにちは、株式会社ライデックの学術広報の佐原です。 さて、今回は「子どものASDやADHDといった発達障害が体の不調を起こしやすいのか」というテーマのADHD編になります。前回の記事(ASD編)の続きになります。 【ADHDと身体疾患】 <ADHDと免疫疾患> …

認知機能トレーニングプログラム(CTP : Cognitive Training Program)について

ライデックでは少し変わったプログラムとして、認知機能トレーニングプログラムを提供しています。担当の沼田です。 tridc.co.jp 内容についてよく質問を受けますのでご紹介したいと思います。 まず、認知機能、と名前がつくように、人の認知機能にアプローチするプ…

6/3(水)から業務を再開するにあたって、新型コロナウイルスに関しての現状認識と必要な対策について

皆さま、 代表です。 新型コロナウイルス感染症に関しては、感染者数の推移も落ち着いてきました。 今は、ではこういう状況下でどのように従来の活動を再開していくかを検討する時期になっていますね。盛んに議論がされています。 私たちも、先日twitterとホームペー…

【研究紹介】発達障害は体の不調を起こしやすいのか?_ASDと身体疾患

こんにちは、株式会社ライデックの学術広報の佐原です。 新型コロナウィルスの終息がいつになるのか、、、不安が拭えないまま5月も半ばを過ぎました。弊社でもビデオチャットアプリ(Zoom等)での遠隔カウンセリングを採用し、当面の間は対面業務は自粛する…

対面自粛をいつまで続けるかについて

代表です。 緊急事態宣言も延長されそうな雰囲気ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 Stay Homeが続くのはげんなりする方も多いかと思いますが、良い気分転換をはかってください。 さて、先日Tweetもしたのですが、今日の話題は、今弊社も行っている対面による…

ハイコン社会な日本

代表です。 コロナウイルス禍で社会が大変動いていますが、皆様お元気でしょうか。 色々な情報が飛び交っていますが、現状日本で死亡者数が抑えられているのはとても心強いこと、と感じます。いわゆる3密を避けつつ、手洗いなどしっかりと自らの行動を律したいとこ…

【最新レビュー】抗ADHD薬のリスクとベネフィット(3)_うつやてんかん、精神症状への影響

こんにちは、株式会社ライデックの学術広報の佐原です。 さて、今回は処方データベースを用いた抗ADHD薬*1の最新の疫学レビュー(2019)より、「うつ」「精神症状」「てんかん」といった併存する病気と抗ADHD薬の関連性について紹介します。 Part1では、抗AD…

【最新レビュー】抗ADHD薬のリスクとベネフィット(2)_犯罪・自殺・依存への影響

こんにちは、株式会社ライデックの学術広報の佐原です。 さて、今回は処方データベースを用いた抗ADHD薬の最新の疫学レビュー(2019)より、「犯罪」「自殺・自傷」「依存」の3つを紹介します。前回では、抗ADHD薬の長期的な影響について「自動車運転」や「…

【最新レビュー】抗ADHD薬のリスクとベネフィット(1)_長期的効果、運転や教育への影響など

こんにちは、株式会社ライデックの学術広報の佐原です。 さて、今回は処方データベースを用いた抗ADHD薬の最新の疫学レビュー(2019)を紹介したいと思います。なぜ紹介するかと言うと、抗ADHD薬を飲んでいる人も飲んでいない人も、多くの人が短期的な副作用…

「Reyの複雑図形」課題をしやすくするアプリを開発しました

皆さま、 ライデック代表です。 明けましておめでとうございます。 ライデックでは今年も、発達特性からくる生きづらさを少しでも軽くして、過ごしやすくできるようなお手伝いができることを目指します。 このblogでは、これまで同様に「発達障害」や「発達特性」に関連…

心理士が考えたい”知能検査を受けること”の意味

心理士が考える知能検査を受ける意味。

ADHDの女性は見逃されていることが多いのはなぜだろう_(2)

代表です。 前回webの記事に関して書いたところ、皆さんの関心がうかがえました。 多分それだけ実感に合う話題だったのだと思います。 今日もこちらの記事から、前回の続きです。 記事内容を紹介しつつコメントさせていただきます。 (そのまま全部の訳出ではないで…

ADHDの女性は見逃されていることが多いのはなぜだろう_(1)

代表です。 今年は大変な台風が2回も通過しましたが、皆さんがご無事でありますよう、またもしこのページを見た方に被災された方がおりましたら一刻も早く日常が回復しますことを祈念しております。 さて、今日はこの話題についてです。 女性のADHDは小さい頃見逃…

【台湾のいじめ研究】発達特性から見えてくる幸福感の感じ方の違い

この研究では、発達障害の診断といじめ、そして彼らの心理的幸福度と社会適応度が関連しているかどうかを調査している。

慣れるのは難しい感覚過敏と対応について

代表です。 昨日ですが、都内で大人の発達障害について講演させていただきました。 その中で、話題に上ることも多い、感覚過敏についてお話をしています。今日はそれについて少し。 ありがちなのは、照明や日光、匂い、味覚や口の中の食感、衣服の触感(特に丸首の部分と…

【ADHDの脳画像研究】成長とともに脳発達の差はなくなっていく?

脳皮質の表面積や皮質下の厚さをADHD(注意欠如・多動症)とTD(定型発達・非ADHD)で比較した大規模なメタ解析の研究結果だ。

知能指数って1つの数値じゃその人の能力は全然わからないこともあるというはなし

代表です。こんにちは。 会社のtwitterで、知能指数について呟いたところ、予想外に多くの方が反応してくださったので少しまとめてみます。いわゆるIQ(知能指数)はWAIS(ウェクスラー知的能力検査)などで測られることが多いですが、発達障害の方を検査した際に出て…

【妊婦×環境リスク】 妊娠中のADHD治療薬の服用は胎児の発達に悪影響があるのか。

今回紹介する論文は、ADHD治療に用いられる薬を妊娠中に飲むと害があるのかどうかを調査したメタ解析レビューです。8つのコホート研究をメタ解析していて、かなり小規模ながら、シンプルな研究でわかりやすい。

【妊婦×環境リスク】 妊娠中の発熱や解熱剤の服用は子どもの発達障害に関連があるのか。

この研究の目的は、妊娠時期および症状の重さを考慮して、子どものADHDの発症に対するこれらの母胎内曝露の影響を調べることであった。1996-2002の長期にわたって約9万人もの妊婦をコホート調査し、「子供のADHDの発症」と「母親の妊娠期の発熱や感染症」と…

学習に影響する報酬系の不全問題

茶柱立ってると、ラッキー!って思いません? 思いますよね?そんなふうに、やった!と思うようなことがあったとき、嬉しい時に働く脳のシステムが報酬系です。 さて、ADHD(やASDも)の子と接していると、褒めても通じないということがよくあります。叱るんじゃなく褒…

抗ADHD薬の値段を他の精神科治療薬と比べてみた

ADHDの方に処方する代表的2薬、継続するにはかなり経済的に負担がかかる。代表の松澤です。 ご存知の通りADHDの方には治療薬が存在します。 効果もしっかりあるのですが、結構問題なのは価格でしょう。 基本的には日常使い続けるので、安いに越したことはないんで…

【日本の大学生を調査】 ADHDはインターネット依存になりやすいのか

<はじめに> 最近、「インターネット依存症」という言葉をよく耳にします。ほとんどの場合、医学的にいう「依存症」のような病的な状態ではなく、日常的な意味で使っていると思います。人によっては思い浮かべるものも異なってくるのではないでしょうか。 …

【ADHD治療薬が効いた】 小児慢性疼痛の背景に潜んでいた発達障害

今回紹介する研究はスウェーデンからの症例報告です。主人公は、慢性疼痛のために学校に行けなくなってしまった6歳の少女です。小児の慢性疼痛は決して珍しい疾患ではなく、比較的よく見られる。慢性疼痛へのアプローチは、疼痛そのものを完全に無くすのではな…

【脳の能力】 ADHDの認知機能をテストする

ADHDの症状として、不注意・多動・衝動性が3つの主要な行動特性として有名ですが、ADHD脳の持つ実行機能障害がその背景に潜んでいると理解されています。今回ご紹介する研究はADHD者と定型発達者それぞれ約130人に対して、様々な認知機能テストを行って、ADHDと定…

【世界の研究より】 大人の発達障害って増えてるの?

最近、よく聞くようになった"発達障害”という言葉、昔はそう聞かなかったはず。 ADHD*1の人って増えているの?実際どうなのか?という疑問についてここで紹介したいと思います。 【スウェーデンにおける大人から子どもまでを対象にしたADHDの最新疫学調査】 …

【最新の研究紹介】 ADHDっ子は恋愛が得意?

注意欠如多動症(Attention Deficit and Hyperactivity Disorders)、 すなわちADHDの“衝動的で依存しやすい”特性は彼らの恋愛関係に影響を及ぼすのか? という素朴な疑問から始まったこちらの研究を紹介します。 【思春期のADHD青少年らの恋愛事情】 原文は…

自分を知り、自分をかえていく